スターバーストとは銀河どうしの衝突により星間ガスが圧縮され一度に大量の星が形成される現象をいいます。銀河の中心に存在する超巨大質量ブラックホールもこのスターバースト現象によりできるという説もあります。
われわれの天の川銀河の中心にも太陽の数百万倍の質量のブラックホールがあるのです。
この酒器は日本産の漆を100回以上塗り重ねています。最上級の漆の重なりがこの器を形成しているのです。
漆には偏光性があります。青、紫、空、紺、あさぎ、グリーン、朱、黄、黄口、赤、ピンクなどの漆と金、銀、プラチナ、玉虫貝などがちりばめられて重なっています。
その重なりと漆の偏光性が夜空の星たち、今回はスターバーストを表現してみました。光の種類や光量でいろいろな輝きを放ちます。
もちろんのこと、この作品でも『芯漆(しんしつ)』技法を使っているので、日本産の漆だけを使っています。下地となる木地は一切使ていません。
従来の輪島塗などの漆器とは全く異なる作品です。
『芯漆』に関する詳しい情報はこちら
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