漆芸作家 最高の美術展「日本の文化を担う・漆の美展」最高の「農林水産大臣賞」を受賞

2016年 漆芸作家 最高の美術展「日本の文化を担う・漆の美展」にて最高賞の農林水産大臣賞 受賞した作品「蒔乾漆蔦文様手箱」を紹介します。

輪島で制作した漆器。新たな漆技法「芯漆」で漆作品をつくる山崖松花堂による制作しました。日本の文化を担う・漆の美展で農林水産大臣賞を受賞しました。

最高賞の農林水産大臣賞を受賞すると、文化を担う方々、漆器産業のために、明治神宮に作品が奉納されます。

今回、制作したものは、農林水産大臣賞を受賞した作品と同じものです。

「日本の文化を担う・漆の美展」 は漆工の美術、漆文化を担う方、漆器産業に携わる方々向けで、商として漆に関わる商工の方々、漆の技を愛好する人達との幅広い層の方々と、ともに学びともに研鑽するという制作発表の場を設け、漆の日の行事の一環として漆の伝統美を広げ、育むことを目的とした歴史のある美術展です。

私、山崖宗陽は、林野庁長官賞、文部科学大臣賞、それに、最高賞の農林水産大臣賞を受賞させて頂きました。この評価により、毎年一人、一生に一度かぎりの、大変名誉ある明治神宮奉納漆器の制作を依頼されました。

今回 制作させて頂いた作品は、「芯漆(しんしつ)」技法ではなく、私がかねてから得意としている蒔乾漆研ぎ出し技法による手箱になります。

輪島で制作した漆器。新たな漆技法「芯漆」で漆作品をつくる山崖松花堂による制作しました。日本の文化を担う・漆の美展で農林水産大臣賞を受賞しました。

この作品の最大の特長は、通常の蒔絵技法では、表現しにくい、写実的表現と奥行き感の表現が出されたものとなっています。

デザインは、壁に張り付いた紅葉した折り重なる蔦の葉をイメージして制作させて頂きました。

大きさは、幅 30センチ、奥行き 20センチ、高さ 15センチです。

日本の文化を担う・漆の美展 農林水産大臣賞 best lacquer award in japan

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