~ 「芯」から表面まで 全て日本産「漆」100% ~

山崖松花堂(やまぎししょうかどう)は、江戸時代ごろ、石川県輪島市で最も歴史ある「塗師屋(ぬしや)」として事業を開始しました。
私たち兄弟の山崖宗陽(そうよう)と松堂(しょうどう)で17代目となります。

Shinshitsu art Soyo Yamagishi 山崖宗陽 芯漆
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Shinshitsu lacquer art 芯漆 技法
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山崖松花堂はこれまで、「輪島塗」の塗師屋として知られてきましたが、2000年、「漆」を活用した新たな技法を開発、「漆」の新たな道を開拓すべく、兄弟で「漆ラボ」を立ち上げ、「漆」の本格的な研究を開始。

「輪島塗」など、従来の漆器工芸とは全く異なる技法を開発。
漆器の劣化の要因となる下地・木地などを使用せず、100%日本産の“漆のみ”を使ったアート技法『芯漆<しんしつ>』での美術品づくりを始めました

Shinshitsu art 芯漆 作品

最もコア… 作品を支え“”となる素材は言うまでもなく“”であり、いずれ修復が必要となり、割れてしまう木地などの下地ではありません。『芯漆』の作品は、内部 “”から表面まで、全て“”で作られています。

Shinshitsu art 芯漆 ぐい吞み 作品

極端な話しではありますが、木地は、水分を吸収したり、乾燥すると、どんどんと劣化してしまいます。夏になれば、カビてしまい、冬には乾燥して、割れてしまいます。たとえ“漆”を塗った器でも、下地が“木”であれば、経年劣化します。異なる気候の環境にも大きく左右されます。

このような背景から、木地には“限界”があり、従来の漆器には“寿命”があるのです。

輪島塗の分業制の中で、プロデューサーに位置する塗師屋から始まった山崖松花堂ですが、私たちも長年、塗り、蒔絵など含め従来の漆器づくりを手掛けてきました。

しかし、「約1年かけて漆器を作ったのに…割れた、劣化した」「また修復か…」と悔んだり、「なぜ何度も修復が必要なんだ…」と、自身が手掛けた漆器に対して疑問することが多々ありました。

そのような背景から、「漆」を根本から徹底的に研究し、開発したのが「芯漆」技法でした。

Shinshitsu art 芯漆 孔雀 作品

『芯漆』でつくった作品は修理が不要で、世界中、どこへ持って行っても、割れたり、壊れることはありません

まずは、是非とも、世界の皆さんに『芯漆』や『漆の本質』を知っていただきたいです。

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『なぜ“日本産の漆”や“漆のみ”での作品づくりにこだわるのか?』はこちら

Shinshitsu art 芯漆 作業現場 作品

Shinshitsu art 芯漆 作品

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